東京都がん検診従事者講習会オンライン配信
(胃がん・肺がん・大腸がん・子宮頸がん・乳がん)Courses
講義映像のオンライン配信により実施します。
配信期間中はいつでもご視聴いただけます。(要事前申込)
| 配信期間 |
令和8(2026)年 1月13日(火)12:00~3月12日(木) |
| プログラム |
| 胃がん |
「東京都がん検診における胃がん検診事業評価のためのチェックリスト」
川崎 成郎 東京都予防医学協会 消化器診断部長
がん検診を効果的に行うためには、検診の精度管理(事業評価)が大変重要です。検診実施機関には、国立がん研究センターが示す「事業評価のためのチェックリスト」により検診体制を整備することが求められていますが、その実施状況は未だ満足できるものではありません。今回は、がん検診事業の精度管理の重要性について理解を広めることを目的に、チェックリストの内容と関連する胃がん検診について紹介していきます。 |
| 肺がん |
「有効ながん検診のための精度管理」
丸茂 一義 東京都予防医学協会 保健会館クリニック所長
肺がん検診は、検診実施機関が個別の方法で行っていては、確度の高い検診や有効なデータ蓄積には繋がりません。
今回は「肺がん検診のためのチェックリスト(検診実施機関用)」から、東京都が平易に書き直したチェックリスト説明文の一部について説明します。後半では、近年比率が増加してきている腺癌を早期発見するためにはどのような点に注意すべきか、という点について実習します。 |
| 大腸がん |
「大腸がん検診従事者が知っておかねばならないこと」
鈴木 康元 松島病院 内視鏡センター 診療部長
・大腸がん死亡数 (2024年 1958年~2024年までの推移)
・大腸がん検診とは
・正しい大腸がん検診 (検診方法・実施方法・受診率)
・我が国における対策型大腸がん検診 (概要・有効性・問題点)
・プロセス指標 (検診受診率・精検受診率)
・大腸がん死亡数を減らすには
がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針
大腸がん検診のためのチェックリスト (検診実施機関用) |
| 子宮頸がん |
「子宮頸部細胞診判定の意味するところ」
藤井 多久磨 東京都予防医学協会 検査研究センター長
本講義では、子宮頸部細胞診における判定と管理の落とし穴について概説する。ASC-US/LSILはHPV検査や年齢によるリスク差を考慮した精査が重要である。AGCは子宮内膜や付属器病変を含むため、臨床医と病理医・細胞検査士との連携が不可欠である。HSILは高齢化に伴い病理像が多様化しており、適切な診断と処置選択が求められる。症例提示を交え、最新ガイドラインに基づく適切な対応と注意点を示す。 |
| 乳がん1 |
「マンモグラフィ検診と精度管理-診断精度を高めるための実践-」
岩本 奈織子 がん・感染症センター都立駒込病院 外科医長
マンモグラフィは乳がん検診における中心的モダリティである。その精度管理は検診の質を左右し、受診者に精度の高い検診を提供する基盤となる。本講習では、正確な判定を実現するために求められる視点と取り組みを整理し、精度管理向上に不可欠な実践的要素を提示する。加えて、デジタルトモシンセシス(DBT)やAIなどの新たな技術の意義に触れ、今後の精度管理に求められる視点を概説する。 |
| 乳がん2 |
「乳がん検診最近の話題-組織型検診に向けて-」
笠原 善郎 福井県済生会病院 病院長
がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針が2025年7月1日に改訂され「職域等がん検診の受診状況を把握し、職域等がん検診情報も踏まえた適切な受診勧奨及び精検受診勧奨に務めること」の文言が加えられた。主に対策型検診を規定するがん検診指針に「職域等がん検診」の文言が盛り込められたのは画期的なことで、二つを統合した組織型検診に向かって大きな一歩を歩み出したともいえる。本講義では、がん検診の基礎の復習、学習素材の紹介とともに、住民検診と職域検診の二つの流れを今後どう扱いその情報を一元化して組織型検診に繋げるかなどについて述べる。 |
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| 受講対象 |
- 東京都内の施設で各がん検診に従事している医師、診療放射線技師、臨床検査技師、保健師、看護師、事務職員 等
- がん検診事業を担当する区市町村・保健所の職員
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| 受講料 |
無料 |
| 申込期限 |
令和8(2026)年 3月5日(木) |
| 申込方法 |
下記、入力フォームよりお申込ください。
※受講を希望される方お一人ずつお申込みください。
※お申込みから1週間程度で視聴用URLをメールにて通知いたします。
tokyoto_kousyukai@yobouigaku-tokyo.jpのメールを受信できるよう事前にメール設定をご確認ください。
※2週間が経過してもメールが届かない場合は、お手数ですが下記問合せ先までご連絡ください。 |
| 注意事項 |
- ご利用の端末のセキュリティ設定やインターネット回線の状況によっては、ご視聴いただけない場合がございます。予めご了承ください。
- 講義映像の撮影・録画・録音はご遠慮ください。
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| お問い合わせ先 |
公益財団法人東京都予防医学協会 健診事業部 黒澤幸男
住所 〒162-8402 東京都新宿区市谷砂土原町1-2
電話 03-3269-1134 FAX 03-3269-7562 |