VDT健診

OA化の広がりで、VDT障害の予防も重要な課題に。

コンピュータの普及により、最近では、どんな職場でもコンピュータや関連機器を使用した作業が増えています。しかし、それに伴って、各種のストレスや疲労症状を訴える人も増加しているのが現状。そうしたストレスを軽減し、疲労症状を予防するために実施されているのがVDT健診です。VDT健診は、行政指導および人事院規則に定められた特殊健康診断のひとつです。
本会では、厚生労働省の指針や日本産業衛生学会の提案をもとに独自に構成した各種検査だけでなく、作業条件や自覚症状に関するアンケート調査、医師による問診などから構成される充実したVDT健診を実施しています。そして、総合的な診断とアドバイスを提供する努力を続けてきました。
それとともに、必要に応じて専門医・専門家による事業所の巡視を行い、作業環境にどういった問題があるかもチェック、写真などを用いた、わかりやすい『VDT作業職場巡視結果報告書』を作成することで、よりよいVDT作業環境づくりのお手伝いをしています。

<VDT作業による疲労症状群> 詳しくは「快適なVDT作業のために」

肩こり
  • 頚肩腕障害・背腰痛などの「局所の疲労」<筋骨格系負担症状>

机・椅子・足のせ台などの調整不良、ワークステーション・パソコンのレイアウト不良、椅子での拘束姿勢による作業、上肢の静的筋作業による、指や手首、肘などの痛み、しびれ感などです。

  • 脳(中枢性)の疲労 <全身疲労症状>

単調感・退屈感による心因性ストレス、過大な情報処理・高度な判断による精神性ストレス、作業システムの不適、騒音・温熱等の外的環境要因、人間関係・職場の雰囲気等のメンタル環境要因、作業者の心理的要因などによるいらいら感、不眠やだるさ、頭痛、吐き気などです。

眼の疲労
  • 目の症状 <視覚負担症状>

不鮮明な文字・原稿・輝度・コントラスト・グレア等の要因、照明・空気清浄度等の外的環境要因、作業による連続的注視・視線の繰り返し移動、作業者の内的環境・心的規制要因による目の疲労や乾燥感、ぼやけ感、視力低下感などです。

本会のVDT健診では、次のような検査を実施しています

  • VDT視力計を用いた中心視力検査

目とコンピュータ画面の距離とほぼ同じ、50cmの距離における視力を検査します。この検査で左右どちらかの視力が0.8以上であれば、画面上の英数半角文字の識別がほぼ楽に行えます。また、視力の良い側が0.6以下では、目の疲れの症状群が増加します。

  • オートレフラクトメーターを用いた屈折検査

近視、乱視、遠視など、目の屈折状態について検査します。これにより、どの程度の眼鏡や矯正が必要かが推測できます。

  • レンズメーター

眼鏡の屈折度を測ります。屈折検査の結果と比べることで、眼鏡の度数の適否を推測できます。

  • VDT近点計を用いた調節近点検査

目のピント合わせの機能をみるもので、疲労状態や視力矯正の程度について推測できます。老眼や眼性疲労があると、数値が大きくなります。

  • 立体視検査

<ティトマス フライ テスト>
ものを立体的に見るために必要な両目の協調の程度を、おおまかに把握することができます。
<ステレオ テスト>
両目の視線を一点にあわせることで、ものは一つに見えます。目の疲れの原因となる、視線のずれをみる検査です。

  • タッピング検査、ピンチ力(りょく)検査、握力検査

それぞれ、指の緻巧性をみる検査です。頚肩腕症状があると、指のしびれ感や痛み、脱力感などが起こることがあります。症状がない時の数値を正常値として扱い、頚肩腕症状の重症度を推測します。

VDT作業環境は、職場環境や業務内容によって大きく異なります。本会ではVDT利用の状況に合った健診を提供いたしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

<お問い合わせ>
TEL/03-3269-1143(成人保健部) MAIL/thsa-seijin@mth.biglobe.ne.jp
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