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子宮がん検診からわかること

ハナ子さんとフジ子さんが受診した、子宮がん検診の成績はどうなっているのでしょうか。私たちの施設における実施成績をもとにお話しましょう。

  • 精密検査ってどんな人が受けるのかしら?
  • お2人の受けられた頸がん検診は「クラス分類」で判定します。精密検査が必要となるのは、クラスⅢa〜Ⅴと判定された方です。

*頸がん検診の細胞判定*

<クラスⅠ> 正常
<クラスⅡ> 炎症などの影響をうけて少し変化した細胞があるが、良性である
<クラスⅢa> 軽度異形成が考えられ、悪性の可能性は低い
<クラスⅢb> 高度異形成が考えられ、場合によっては悪性の可能性もある
<クラスⅣ> 早期のがんが考えられる
<クラスⅤ> 進行がんの存在が考えられる

精密検査の結果、前がん病変である異形成が見つかるのは検診を受けた方のうち自費検診で100人に1人、公費検診では300人に1人です。
異形成には軽度異形成と高度異形成がありますが、高度の異形成からは約20%ががんに進行するといわれています。グラフを見ると近年、異形成が増加しているのがわかります。

  • 子宮頸がんはどのくらい見つかっているの?
  • 自費検診では250人に1人、公費検診では1000人に1人の割合で子宮頸がんが見つかっています。
    グラフに注目して下さい。 なんらかの症状があって医療機関を受診する人が多い自費検診では60%が進行がんで発見されています。これに対し、無症状で受診する人が大部分を占める公費検診では68%が早期がんで発見されています。
    早期がんで発見されれば、ほぼ100%の治癒が期待できます。何も症状がなくても積極的に検診を受けることをお勧めしています。

  • 子宮体がんは?
  • 体がん検診は「陰性・疑陽性・陽性」で判定しています。疑陽性・陽性と判定された方が精密検査の対象となっています。

*体がん検診の細胞判定*

<陰性> 正常
<疑陽性> 正常より変化した細胞や、がんの存在を疑う細胞の出現
<陽性> がんの存在が考えられる

子宮体がんは少しずつではありますが増加し、子宮がん全体の40%におよんでいます。自費検診で200人に1人、公費検診で1000人に1人の割合で発見されています。体がんは頸がんに比べ高年齢の方に多く発見されていますが、年齢などにとらわれず不正出血などがある場合は婦人科医に相談しましょう。

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