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近年、消費者ニーズの多様化や食品の製造・加工・流通技術の高度化により、国内はもとより世界各国でつくられた多種多様な食品を手軽に楽しむことができるようになりました。しかしその一方で、腸管出血性大腸菌O157や黄色ブドウ球菌による大規模食中毒の発生、ノロウイルスによる食中毒事件の急激な増加など、食品の安全性にかかわる新たな問題も生じています。
食品の安全を確保するためには、食品製造から流通、販売に至るまでの総合的な衛生管理の推進が必要です。本会では、食品の安全確保に向けた生産者や販売者の取り組みをお手伝いする目的で、食品衛生法に基づく微生物検査を実施しております。
一般生菌数
細菌は温度条件がととのえば食品中で大変よく増殖し、その食品の腐敗や変質の原因となります。そこで、食品中に存在する細菌の数を測定し(生菌数測定)、その食品が現在どのような状況にあるのかについて明らかにします。この試験によって食品の健全性を明らかにすると同時に、その食品の製造、流通、販売や保存時の衛生状態の良否もある程度推定することができます。
大腸菌群
食中毒や急性胃腸炎は病原微生物により汚染された食品や水を摂取することによって発生します。しかし、病原微生物の汚染菌量が少い場合には検出することはできません。そのため、食品中に存在する恐れのある食中毒菌や腸炎ウイルスを検出するかわりに、人や動物の糞便中に必ず存在する大腸菌やその仲間の細菌を検査することによって糞便汚染を推定する試験である大腸菌群試験が行われています。
黄色ブドウ球菌
この菌は自然界に広く分布しており、健康な人の皮膚やのどなどにも存在します。とくに調理する人の手や指に傷や湿疹があり、傷口が化膿している場合は、食品を汚染する確率が高くなります。
この菌による食中毒症状は、菌そのものによるものではなく、菌が増殖するときに産生されたエンテロトキシンという耐熱性の毒素によるものです。菌が調理する人の手から食品に取り込まれ、汚染された食品のなかで菌が増殖して毒素が産生され、この毒素を食品といっしょに食べることで発症します。おにぎりや弁当、サンドイッチやケーキなどを食べたあと、唾液の分泌が増加し、次いで激しい吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れて発症します。下痢も伴いますが、発熱することはあまりありません。
潜伏時間は1~5時間(平均約3時間)と短いのが特徴で、症状はほとんどが24時間以内に回復します。
サルモネラ
食肉類や鶏卵等の汚染の頻度は高く、重要な食中毒の起因菌です。
サルモネラ食中毒は急性胃腸炎で、その主な症状は下痢、腹痛、悪感、発熱、嘔吐、などです。
腸炎ビブリオ
主に海水および魚介類に常在しています。原因食品としては、生鮮魚介類が最も多く、重要な食中毒の起因菌です。
腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期は通常11~18時間ですが、2~3時間で発症した例も報告されています。臨床症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱が主要所見で、重篤な場合は死亡する症例もみられます。
カンピロバクター
鶏肉を中心とした肉類もしくは牛レバーなど内臓の生食によるものが大半で発熱、腹痛、下痢、血便を伴う腸炎症状がみられ、治療をすれば2~5日で回復することが多いのですが、時に症状が長引く場合もあります。潜伏期間が比較的長く、一般に2~7日間かかるのも特徴です。
腸管出血性大腸菌O157
主な原因食品は、牛肉や牛レバーなどの生食や加熱不十分な肉類です。また、食肉等から二次汚染した食品などあらゆる食品が原因となる可能があります。
腹痛・下痢・血便などを主症状とする腸管感染症を起こします。
典型的な症状として、2~9日(多くは2~5日)の潜伏期間の後、激しい腹痛を伴う頻回の水様便、続いて血便が見られます(血便は出血に近い場合もあります)。発熱は多くの場合37℃台と軽度です。症状は、まったく無症状の方から、重症の方まで様々です。
セット項目、各種単品項目等についての食品検査を承っております。
| 検査項目 | 基本セット | 食肉セット | 魚介類セット | 惣菜類・弁当・ 調理パン |
|---|---|---|---|---|
| 一般生菌数 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 大腸菌群 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 黄色ブドウ球菌 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| サルモネラ | ◎ | ○ | ||
| 腸炎ビブリオ | ◎ | ○ | ||
| カンピロバクター | ○ | |||
| セレウス | ○ | ○ | ||
| 腸管出血性大腸菌 | ○ |
◎は検査セット(推奨)項目 ○は検査が望ましい項目
※食品衛生検査指針(厚生労働省監修)および食品衛生法に準拠して検査を行っています。
単項目でもお申し込みいただけます。
一般生菌数、大腸菌群、黄色ブドウ球菌、セレウス、サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O157,O26,O111)、その他の菌(カビ,酵母など)、品質試験検査(保存試験など)、成分規格試験(細菌)
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検査依頼 検査項目について、お悩みの方はご相談ください。 |
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採取容器の配布 検査に必要な窓口にお越しいただければお渡しします。 お越しいただけない場合は着払いでお送りします。 |
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検体の採取 雑菌の混入に注意して採取してください。 |
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検体受付 検査依頼予定日、件数および項目を数日前までにご予約のうえ、 本会の窓口まで直接お持ちいただくか、 クール宅急便で送ってください。 |
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食品検査 |
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結果報告 報告日に試験成績書を依頼者指定の住所に送付いたします。 本会受付で受け取ることもできます。 |
●検査期間 約2週間
検査依頼予定日、件数および項目を数日前までにご予約ください。
<受付窓口および料金問い合わせ>
TEL/03-3269-1125(検体受付係) FAX/03-3269-3321
午前9:00~午後4:00
<検査方法、結果についてのお問い合わせ>
TEL/03-3267-6988(微生物検査室) FAX/03-3269-2173
午前9:00~午後5:00
検査の内容が決まりましたら該当の依頼書をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、検体とともに本会の検査受付までお持ちください。
<お問い合わせ・検査申し込み> TEL/03-3269-1125(検体受付係)
参考サイト
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