全国で50年以上にわたって続けられてきた検診により、胃がんの死亡率は年々低下してきました。とはいえ、胃がん罹患率はがんの中でもまだ第一位、早期発見・早期治療の重要性は変わっていません。
本会では、繰り返し受診される方が多いこともあって、発見された胃がんの数は、年々増え続ける事はありません。全国平均を上回った一定の発見率を維持しています。また、本会の検診で発見される胃がんのほとんどが早期がんで、早期がんの割合は全国平均を大きく上回っています。

本会では1960年以降、職域を中心に胃がん検診を行って来ました。現在、年間約4万5千件の検査を行っています。1994年度より正確な診断を行うために、他に先駆け、良質な高濃度造影剤を使用した独自の撮影法(二重造影単独法)を行って来ました。その実績が認められ、2002年に日本消化器がん検診学会は、本撮影法を間接撮影における新・撮影法(8枚法)として採用し、現在では、多くの施設で導入されるようになっています。この撮影法は、日本消化器がん検診学会から「新・胃X線撮影法(間接・直接)ガイドライン」として発刊されています。

良質な高濃度造影剤を使用し、短い時間と少ない撮影枚数の中で、立体的な胃の内腔をいろいろな方向から、漏れることなく全体を写し出すように考えられた撮影法です。(造影剤200%、140ml、発泡剤5g)
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| 背臥位正面 | 背臥位第1斜位 | 背臥位第2斜位 |
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| 頭低位腹臥位下部前壁 | 腹臥位第1斜位上部前壁 | 右側臥位 |
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| 背臥位第2斜位(振り分け) | 立位第1斜位 |
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| 間接撮影(頭低位腹臥位前壁) | 病変部の拡大 |
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| 間接撮影(背臥位第二斜位) | 病変部の拡大 |
平成18年、日本消化器がん検診学会、関東甲信越地方会放射線部会において、本会の間接撮影写真が最優秀技術賞(バリウム造影画像)を受賞しました。過去4回(1992年度、1997年度、2003年度、2005年度)受賞しています。
